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3月28日
Windows Vista搭載ノートPC、普及率は2割程度
約7割はWindows XPを利用
〜ユーザーがノートPCに求める機能は、「安定性」と「高機能」〜
発表日 3月27日
発表者 株式会社カカクコム

Windows Vista搭載ノートPC、普及率は2割程度
約7割はWindows XPを利用
〜ユーザーがノートPCに求める機能は、「安定性」と「高機能」〜


 株式会社カカクコムが運営する価格比較サイト「価格.com( http://kakaku.com/ )」が実施したユーザーへの意識調査「価格.comリサーチ」より、第16回調査『ノートパソコン徹底調査!―あなたはどのように使ってる?―』から、結果を一部抜粋の上、ご案内します。いまやデスクトップPCをはるかに上回る需要があるといわれるノートPCに関し、ユーザーの所有状況、使用するシチュエーション、今後の購入予定などを調査しました。また、Windows Vista発売直前の2007年1月に発表した第2回『Windows Vista 発売直前〜あなたはVistaを買いますか?〜』の調査時から、どのように結果が変化したかも比較しています。
<期間:2008年3月6日〜3月18日、回答者数:3,187人、男女比率:男85.6%:女14.4%>


■ノートPCも「一人に一台」の時代に! ― 約3割が2台以上を所有
 ノートPCの所有台数については、約半数の方が「1台所有」と答えており、「2台以上持っている」という複数台所有の回答者が30%近くを占めた。なお、合計すると、価格.comユーザーのノートPCの所有率は実に8割に上る。もはや、ノートPCも「一家に一台」の時代から「一人に一台」の時代に入りつつあることを
感じさせる結果だ。


■「Windows Vista」への切り替え、なかなか進まず ― 67%がXPユーザー
 使用OSに関しては、いまだに圧倒的に多いのが「Windows XP」で全体の3分の2程度を占める結果となった。これに対し、最新OSの「Windows Vista」に関しては、18.5%のシェアに留まり、ノートPCにおいても、Vistaへの切り替えはまだまだ進んでいない現状が明らかである。
 なお、購入した時期を合わせてクロス集計した結果を見ると、ここ1年以内にノートPCを購入したユーザーでも、「Windows Vista」を使用している割合は6〜7割程度と意外に多くない。Vistaの登場自体が約1年前であったことを考えると、1年以上前に購入したユーザーのVista使用度が低いのは当然であるが、トータルして考えると、ここ1年くらいの間にVista搭載の新型ノートPCを購入したユーザーは少ないといえる。


■今後購入の際に選ぶOS: Vistaが半数、3割はXPを選択
 今後ノートPCを購入する際に選ぶOSを聞いた。現在、OSの主流は「Windows XP」から「Windows Vista」に移っているため、当然ながらVistaを選択するユーザーが多いと思われたが、意外にも半数程度にとどまった。逆にWindows XPと答えたユーザーが3分の1程度もおり、安定感が高く動作も軽いXPへの需要はまだまだ高い状況にあるといえる。
 また現在使用しているノートPCのOSごとに、次に使用したいOSの回答をクロス集計した。これを見ると、現在すでに「Windows Vista」を使用しているユーザーを除いては、次のOSに「Windows XP」を推す意見が多く見られる。特にWindows MeやWindows 2000など、やや古めのOSのユーザーに至っては、半数以上がXPへの移行を希望しているという結果になった。

※【現在使用しているノートパソコンのOSと今後購入予定のノートパソコンのOSの比較】
 結果は右記のURLでご確認いただけます http://kakaku.com/research/


■Vistaへ乗り換えない理由:「対応ソフトへの不安」が1位、発売前調査から変化は見られず
 次に買うOSに「Windows Vista」を選ばなかった理由としては、「持っているソフトが対応していないため」という理由が47.6%で最も多かった。これは、ユーザーがVistaに乗り換えられない最も深刻な問題となっており、特に企業などでXP用に開発したソフトが正しく動作しないことなどが多数報告されている。このため、企業用PCなどでは、今でもWindows XPモデルが用意されていることが多い。
 その他の理由では、「何が変わるのかよくわからない」(34.8%)、「購入価格が高い」(31.2%)などが多く、Vistaに乗り換える積極的な理由が見つからないというユーザーの声を表している。
 また昨年発表の第2回調査結果でも同じ質問を行なっており、今回の結果と比較すると、「対応ソフトへの不安」「購入価格」「従来ソフトとの違い」という回答の割合や順位もほぼ変わっておらず、この1年間でユーザーの意識に変化はあまり起きていないことがうかがえる結果となった。

※【現在使用しているノートパソコンのOSと今後購入予定のノートパソコンのOSの比較】
 結果は右記のURLでご確認いただけます http://kakaku.com/research/


■ノートPCの利用目的:家庭でのメインPCとしての利用が大半
 ノートPCの利用目的としてもっとも多い回答はやはりインターネットで、「メール」(77.6%)、「お得な情報やニュースを見る(Webブラウジング)」(65.1%)と続く。「仕事」も53.1%と比較的高いが、「デジカメ写真の取り込み」(44.4%)「動画や音楽鑑賞」(36.4%)など、ホビー目的も多い。この結果からすると、家庭でのデスクトップPCの使われ方と相違ないことがわかるが、「ゲーム」(18.5%)、「テレビ視聴」(4.9%)などの用途では、それほど利用率は高くない。これは標準で搭載するグラフィック機能の性能やテレビチューナーボードの有無に左右された結果であると考えられる。


■ノートPCに求める機能:ユーザーの気持ちは「派手さよりも、安定した高機能」
 今後のノートPCに求める機能として、最も多かった回答は「大容量メモリ」で、実に75.2%にも上る結果となった。次いで、「デュアルコアCPU」(61.1%)、「大容量HDD」(59.6%)、「無線LAN」(58.8%)といった回答が多く、「基本性能重視」の面が非常に強い回答結果になっている。
 逆に、AV機能については、「ブルーレイディスク」(29.9%)、「地デジチューナー」(29.6%)、「高性能スピーカー」(15.0%)という結果で、それほど高い支持は受けていない。ユーザーの気持ちとしては、「華美な機能よりも、安定した高性能」というところだろうか。


■総評 鎌田剛 カカクコム メディアクリエイティブ部 部長
 ノートPCには、いまやデスクトップPCをはるかに上回る需要がある。デスクトップPCの需要を1とすると、ノートPCの需要はその倍といった声も聞かれるほどだ。今回の調査でも、ノートPCを2台以上所有しているユーザーは30%近くに上っており、ノートPCは「一家に一台」の時代から「一人に一台」の時代にシフトしていることが見て取れる。そんな人気のノートPCであるが、今の国内市場を見回す限り、爆発的に売れているといった話は聞かれない。コンスタントな買い換え需要はあるものの、メーカーが期待するほどの売れ行きにはなっていないようだ。

 今回のノートPCに関する調査でも、この1年以内に「Windows Vista」搭載の新型ノートPCを購入したユーザーは2割にも満たず、残る8割のユーザーが今でもWindows XPをはじめとした旧OSを搭載するノートPCを使い続けているという結果が出た。これにはさまざまな理由があるが、もっとも大きな理由として「買い換える理由が見当たらない」というものがある。1年前に発売されたWindows Vistaへ乗り換える理由が特になく、逆に乗り換えることによるデメリット(ソフトが動かなくなる、パソコンの動作が重くなる)のほうが大きいと、消費者のほとんどが判断しているという結果となった。Vista発売直前だった1年前の調査で、同様の質問を行なった際も同じような結果が出ており、この1年間でユーザー意識がそれほど変化しなかったという興味深い結果も出ている。
 また、ノートPCに対し、ブルーレイディスクなど最先端のAV機能などを求める意見が意外に少なかった点も、AV重視一直線で進んできた国内メーカー製ノートPCの販売路線とのギャップを感じさせる部分だ。

 では、消費者はノートPCを買い換えないのか。というと、そういうわけでもなさそうだ。
 今回の調査では、消費者の多くが、ノートPCに「デスクトップPCに替わる家庭でのメインPC」としての役割を期待しており、そのために必要なある程度の基本スペックの向上(CPU、メモリ、HDD)が必要と考えている。利用シーンを見ても、もはやほとんどデスクトップPCと変わらない位置づけで使用されているのは明らかで、「持ち運んで使う」というモバイル用途はそれほど多く求められていない。

 となると、昨今のノートPCの進化を見る限り、スペック的には消費者が求めるニーズにかなり近づいてきていると考えられる。「Windows Vista」の登場時には、マシンの性能が向上しても動作の軽快さはあまり向上していないといった現象も見られたが、それもVista登場から1年経った今では解消しつつある。にも関わらず、消費者が新しいノートPCの購入に至らないのは、「新たなPCに買い換えるための動機付け」が今一歩足りないということではないだろうか。

 ひるがえって別の側面に目を向けると、アップルの超薄型ノート「MacBook Air」の大ヒットや、超小型&低価格の「EeePC」の成功など、同じノートPCのジャンルでかなり高い注目を集めている製品も存在する。
 こうした製品は、性能的な特長以上に、その製品が持つ固有の価値や存在感によって高い注目を集めている。今最もノートPCに求められていることは、こうしたマシン自体の、機械としての魅力なのかもしれない。

※フリーアンサーを含む詳細結果、および過去のリサーチアーカイブは以下URLをご参照ください
 http://kakaku.com/research/


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 (データは2008年2月末現在)


*グラフなど詳細は添付資料を参照してください。

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