TOP>風水時評
29.八朔(はっさく)・枝豆&大豆
1:八朔(はっさく)
八朔とは旧暦の8月朔日のこと。つまり朔は1日を指します。
今年の八朔は9月11(火)で、雑節の二百二十日に当っています。
この日は「田の実節句」とも言い、稲の豊作を祈願する「作田の実」の日でもあります。
地方によっては八朔祭り、初潮祭、稲焼祭り行事があります。
この時期、祓いの道具として八朔人形や八朔馬、頼も人形と云う雛人形を飾り、穢れを託して川や海に流しました。この風習が色濃く残っているのが瀬戸内海に面した地方で、関東でも栃木県で初孫の誕生した家に八朔人形を贈る習慣があるとのことです。
神社では竹筒にお酒を入れ稲の初穂を神様に供えて穂掛けの行事をします。
ただこの時期、稲の開花と台風の襲来時期が重なり、厄日として警戒されています。
また中元に似て、日頃お世話になっている人(頼む人物)に贈物をする習慣もあります。徳川家康が江戸城に移ったのが8月1日。そこで幕府は八朔の礼を事の外重んじたようです。ちなみに当時の贈答品の多くはお饅頭や桃やぶどう等のこと。
後世になって、塩やお茶、絹唐織物や干した海産物が登場してきます。
贈答品も時代を反映してか徐々に贅沢な品々に変化し、今日では賄賂性が強くなっていると思いませんか?




2:枝豆&大豆
8月の旬は枝豆。そして暑い夏にはビールのおつまみとして枝豆がよく売れます。
この枝豆と大豆の関係を知っている方々は案外少ないと思います。
その関係は若者と壮年みたいなもの。つまり、どちらもダイズで、それを育てて若いうちに収穫したものが「枝豆」で、もっと熟してから収穫したのが「大豆」になります。
もともと畑から引っこ抜いて、枝(茎)に付いたままのマメが正しい「枝豆」なのです。
古書によると、枝豆は平安時代に貴族達の酒宴の席に食材として登場し、江戸時代になると、茹でた枝豆を売り歩く者もいたようです。またそれを買って、歩きながら食べていたと言う記録も残っている。 今で言う、ファーストフード感覚かも知れませんね。
ただ、どうしてまだ熟していない大豆を食べるようになったのでしょうか。
それは飢饉があったからです。 平安時代には貴族の贅沢品として食材に使われていたようですが、実際のところは分りません。ハッキリしている事は飢饉のとき「未成熟大豆」を食べた事実があることです。
この未成熟大豆は1971年に農業統計に"エダマメ"として新しく登場します。
ところで、良品質の枝豆はたった3日間しか収穫日がないらしい。
早く収穫すると豆が十分に膨らんでいないし、遅いと堅くなると言われ、美味しい時期はこの8月の初旬。体力消耗しやすい時期だからこそ沢山食べても大丈夫?
また、旧暦の九月十三夜の月に供えるのは収穫への感謝の証となります。
蛇足ですが、麻雀にある「三元牌」はこの三元から出ています。

井上象英
観象学講究総本部代表・京都比叡山赤山禅院鑑定士
17才で観象学人(易道観象派宗家)の門下生となり、暦法と神道学を修める
後に易学・気学・姓名学・墓相学及び風水学鑑定士資格取得す
TOP>風水時評

  Copyright:(C) 2004 Sokai-Club.net. All Rights Reserved.