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27:春季大祭/土用
春季大祭

この時期、北から南の日本全国の神社にお祭りされている八百万の神様が奥宮から里宮に降りて来ます。いや、私達がお招きするのです。
日本の四季にはそれぞれ、その四季のお祭りがあります。
本来は旧暦で行われ、春は二月、夏は四月、秋は七月、冬は十一月に執行されることが通例行事。これは古代の法典「大宝律令」以来のものと言われます。
明冶以降今日では、二月から四月にかけて行われている処が多く「初午」や「お事八日」「春季皇霊祭」など各神社でもそれぞれ、春季大祭りが行われています。
農事の神様はふだん山神様として山奥に鎮座しておりますが、農作業の時期になると田畑の神様として一年の豊作を見守るために里に降りて来ます。
とくに春は農事を開始する時期。豊作を願う民としては山から農の神様に降りてきてもらうために季節の花や供え物をして神事を行います。
中には、苗代田を整地してお餅をついて供え、種もみを蒔いたときに祝う「苗代占め」、水口(田んぼの水を引く口)に土を盛って季節の花(桜の枝か菜の花)や鎮守様のお札を差し、焼き米を供える「水口祭り」など御幣の役目をする様々な寄代(よりしろ)も観られます。
また、疫病や風水害、邪気悪霊を払って田畑を祓い清めておくことも春祭りの目的となっております。

土用

土用は中国の暦法に用いられていた雑節の一つで春夏秋冬にあります。
陰暦の立春、立夏、立秋、立冬の前、何れも18日間の期間をさして言います。
春は四月清明のあと、夏は七月小暑のあと、秋は十月寒露のあと、冬は一月小寒のあと、何れも十三日目に土用入りとなり、今年は4月17日から土用の入りとなります。
つまり、十八日目で土用明けとなって、新しい季節が始まると云うわけです。
古来暦書では土用の期間は五行に於ける土の気が旺盛になるとか、土を司る土気の神様が中央にあって、四季に応じて計七十三日間土を守るとされている為、造作や柱建て、井戸掘り、土を掘り返すなどの動土を忌み嫌うと言われていますが、今日ではなかなか知る人も少なく、説明すら出来ないのは誠に残念です。
俗に「土用の丑の日」と言われるのは、平賀源内がPR用に考えたキャッチコピーらしく、"夏の土用鰻"を食べると夏負けしないと言います。


井上象英
観象学講究総本部代表・京都比叡山赤山禅院鑑定士
17才で観象学人(易道観象派宗家)の門下生となり、暦法と神道学を修める
後に易学・気学・姓名学・墓相学及び風水学鑑定士資格取得す
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