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22:亥の子餅・えびす講
亥の子餅
古代中国には、陰暦10月の亥の刻(午後9時〜午後11時)の間に、無病息災と子孫繁栄を祈って餅を食べる習慣がありました。これが平安時代に日本に伝えられ、朝廷や武家の行事となり、やがて日本古来の収穫祭と習合して、田の神を祀る行事になりました。
日本でも秋の収穫祭の1つとして、春に降臨された田の神が山に去って行く日と考えられ、子供達が丸石に縄紐を何本もつけ、土を叩いて唱えごとをして家々を廻る"亥の子槌"があります。このとき子供等は、餅やお菓子、小遣いを貰って歩きます。
この日は"亥猪(げんちょ)"とか"亥の子の祝い"とされ、関東地方では旧暦10月10日の行事である「十日夜」の行事とダブり、西日本の方が盛んです。
また、イノシシは母性的で多産と言われるので、子孫繁栄を願うためとも言われます。
この亥の子餅は、中国では大豆や小豆、ささげ、胡麻、栗、柿、麹の七種類を混ぜて作られ、なかなか美味しい。その形はイノシシの子のウリ坊のような形をしています。
十二支を各月に当てはめると10月が亥の月にあたり、亥の日、亥の刻がキーワードになるようですが、実際のところその理由は分かりません。
ところで江戸時代、町家では第二の亥の日に炬燵(こたつ)を開きます。
つまり、冬の仕度として炉の使用を始める時期。江戸の初期から、武家や日本の茶家では陰暦10月朔日(一日)または10月中の亥の日に、夏の間使用していた風炉を閉じて、冬用の地炉を開く約束事があります。このことを"炉開き"と言います。
この日、新茶の壷の口を切って"口切の茶事"などが開かれ、新茶の使い初めとする習慣があります。亥の日に炉を開けば、火事にならず火を使っても安全とされていました。
現在では11月に開きますが・・・・・。


えびす講
昔からエビス顔と言われるように、福々しさの代名詞になっているのが恵比寿様。
正月の20日と10月20日に恵比寿様の祭事や神事を行うのがえびす講。
関西では1月10日を「十日えびす」と言って、賑やかに祭事が行われます。10月20日は"誓文祓い"と言われ、この日にお祓いを受けると、商売相手に対し一年間についた嘘をきっぱり祓い清めて、天罰を免れることが出来ると信じられています。
地方では、正月は「朝えびす」でえびす様が稼ぎに出かけ、10月は「夜えびす」と言ってひと稼ぎして帰ってくる日として、福神を祀っている家々が多い。
また10月は神無月で、八百万の神々が出雲に出かけてしまいますが、そんな時でもえびす様は留まり、留守を守ってくださる有難い神様。ですから、20日にえびす神を祀る風習が生まれたとも言えます。



井上象英
観象学講究総本部代表・京都比叡山赤山禅院鑑定士
17才で観象学人(易道観象派宗家)の門下生となり、暦法と神道学を修める
後に易学・気学・姓名学・墓相学及び風水学鑑定士資格取得す
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